こんにちは、Y部長です!
「医療事務に有利な資格ってあるの?就職するときにあった方がいい資格ってなに……」というお悩みはないでしょうか?
就職する時には誰だって確率をあげたいですよね。
というわけで今回は、「医療事務に有利な資格は?どの資格を取得すべきか考え方を解説」について書いてみました!特に女性向けに書いてますので是非!!
この記事は以下のような人におすすめ!
- 医療事務の資格取得方法は?
- 医療事務の仕事や資格はどんなもの?
- 医療事務は病院の受付というイメージだけど合っている?
- 医学の知識がないけど医療事務の仕事はできる?
そんな想いを持ち、医療事務の仕事に興味があるという方向けに「資格の取り方」「資格の種類」「医療事務の仕事に就くまでの道」をご紹介します。
この記事を読んで頂ければ、医療事務のお仕事に就くまでの概要が理解できます。
医療事務の資格の種類にはどんなものがあるの?
医療事務の仕事をするには、資格を取得していると就活に有利になります。
求人募集でも「無資格・未経験可」という条件のほかに、「医療事務講座修了生を優遇」や「医療事務資格者を歓迎」というコメントが多数見られます。
文字通り医療事務の講座を修了している人や有資格者を優遇・歓迎する求人先が多いということです。
次に医療事務の資格や検定にはどのようなものがあるのか、そのいくつかの内容を紹介していきましょう。
医療事務能力検定試験
実務に役立つ実学検定を実施する日本ビジネス技能検定協会の医療事務資格です。
受験条件は医療事務講座または医療事務職経験者で、1級から3級までを受験することができます。
試験内容は学科試験と実技試験(診療報酬明細書作成)、受験料は級により3000~4000円程度となっています。
この資格は医療事務員として病院などで必要な専門知識や技能を持っていることを証明するものです。
医療事務技能審査試験
1970年代から40年にわたって医療事務技能の向上を推進してきた日本医療教育財団が実施する医療事務資格です。
受験条件は特になく、誰でも試験を受けることができます。
試験内容は実技(患者接遇、診療報酬請求事務、診療報酬明細書点検)と学科(医療事務知識)で、受験料は7500円程度となっています。
この資格は医療事務員として働くための知識や技能を審査するもので、合格者には医療事務職として必要な能力があることを証明するメディカルクラークの称号が付与されます。
医療事務管理士技能認定試験
全国の医療機関で有資格者が活躍しているJSMA(技能認定振興協会)の医療事務資格です。
受験条件は不問で、誰でも受験することができます。
試験内容は学科(法規、医学全般、保険請求事務)と実技(診療報酬明細書作成)の2種類で、受験料は6000円程度となっています。
この資格は医療事務の専門家としての事務スタッフのスキルを証明するものです。
医療事務の資格は何の役に立つの?
ここまで、3種類の医療事務の資格を紹介してきました。
ほかにも医療事務に関する資格として、診療報酬請求事務能力認定試験や医療事務能力認定試験などがあります。
資格は自分自身の医療事務に関する能力を証明するもので、就職や転職の際に活用できるものです。
医療事務の仕事は全国で求人があり、このような資格は地域によらず有効に使えます。
一度、資格を取得すれば一生使えるものですので、ぜひ受験にトライしてみてください。
医療事務の資格選びで知っておくべき5つのポイント
医療事務の資格は30種類以上あるため、どの資格を選んだらいいのか迷う人もいるようです。
ここでは資格選びで知っておきたい5つのポイントを紹介します。
1.将来に役立つ資格か?
現在、実施されている各種医療事務の資格は、どれも将来の就活や仕事に役立つものばかりです。
そこで資格選びのポイントになるのが、「自分がやりたい医療事務の仕事に適しているか」という点になります。
医療事務には医科・歯科・調剤の3分野がありますので、どのジャンルの仕事を志しているかで資格を選ぶ必要があるでしょう。
資格の条件や内容をよく読み、将来やってみたい仕事に役立つ資格かどうかを判断するようにしてください。
2.取得しやすい資格か?
資格を取得するのに勉強や努力は付き物ですが、時間や費用の問題を考えると「取りやすい資格」に注目する必要が出てきます。
じっくり腰を据えて医療事務の勉強をしたい人は、多少時間が掛かる資格でも構わないかもしれません。
勉強時間や準備期間に制限がある人は、比較的スピーディーに取得できる資格を選びましょう。
ひとつの資格を取得して仕事を始めたあと、余裕があれば別の資格にトライすることも可能です。
3.費用が準備できるか?
医療事務の受験費用は3000円から1万円程度と、資格の種類によって幅が広いものです。
受験前には医療事務のスクールに通ったり、通信講座などで勉強する必要があるため学費が掛かります。
これらの費用をトータルで考えて、自分に準備できる金額かどうかを考えておかなければなりません。
資格を選ぶ場合でも費用面を考慮したうえで決めることが重要です。
4.就職・転職に役立つか?
医療事務の資格は就職や転職で有利な材料として役立ちます。
これはどの資格でも同様ですが、さらに慎重を期すなら事前のリサーチは欠かせません。
就職したい病院やクリニックが決まっているなら、直接メールや電話で問合わせしてみてもいいでしょう。
資格を主催している運営母体に対して、資格取得者がどんな求人先に就職しているかを聞くという方法も有効です。
5.資格の受験条件はどうか?
医療事務の資格のほとんどは特別な受験条件を設けていません。
受験条件は不問(誰でも受けられる)というのが大半ですが、なかには「○○講座を修了している」や「○○スクールを卒業している」という条件を設けているケースも見られます。
資格を選ぶ際には、こうした受験条件をしっかりチェックする必要があります。
医療事務検定の資格と内容について詳しく教えて!
医療事務の資格には認定資格と検定資格があります。
どちらも医療事務資格として長く使えるもので、特に分けて考える必要はありません。
ここでは医療事務資格のうち、主な検定資格の種類と内容についてまとめていますので資格取得の参考にしてみてください。
医科医療事務検定
医療機関で働く人材の教育の向上を目的として設立された全国医療技能検定協議会による医療事務検定です。
受験資格は特にないので誰でも資格検定試験を受けることができます。
試験内容は学科と実技で1級から3級まであり、1級は幅広い医療事務の知識と技能を有する、2級は応用的な治療の把握と正確なレセプト作成ができる、3級は医療保険制度の理解と受付や会計ができるという点を審査します。
受験料の目安は1~3級まで5000~9000円程度となっています。
この資格は医療事務スタッフとして病院等で働くうえで必要とされている専門知識とスキルがあることを証明するものです。
保険請求事務技能検定
公的な職業訓練機関で取得目標に設定されている日本医療事務協会の検定資格です。
受験資格は特になく、誰でも検定試験を受けることができます。
試験内容は学科と実技の2種類で、学科では医療保険制度・診療報酬などの基礎知識、実技ではレセプト作成を行ないます。
受験料は約7000円で、試験は年6回程度実施されています。
この検定資格はすでに1万4000名以上の合格者を輩出し、全国の病院やクリニックでたくさんの合格者が医療事務スタッフとして活躍中です。
調剤報酬請求事務専門士検定
医療事務の面から薬剤師を強力にバックアップする目的で設立された検定資格です。
検定は国の機関に指定登録された専門士検定協会が実施しています。
受験資格は特に定めておらず、誰でも検定試験を受けられます。
試験内容には学科と実技があり、1級は薬剤の基礎知識や医薬品関連法規、医療保険制度、調剤報酬請求など、2級は薬剤の基礎知識や医療保険制度、レセプト明細書の作成などです。
受験料は1級が5800円、2級が4800円程度となっています。
この検定資格は病院やクリニック、調剤薬局、ドラッグストア等の薬局で、医療事務の面から薬剤師をバックアップする人材として履歴書などに正式に記載できるものです。
医療事務の資格は必要なもの?
医療事務スタッフとして働くうえで、検定資格は不可欠なものではありません。
看護師や薬剤師など資格が必要な職業とは異なり、医療事務は資格がなくても就職して働くことができます。
検定資格はそれを有する者の技能を証明するもので、履歴書に記載したり面接で有資格者であることを言及できるなど、就活で自分に有利に働く要素のひとつになるメリットを持つものなのです。
医療秘書やドクターズクラークの資格は就活に有利になる?
医療事務の資格のなかで、最近よく耳にするのが「医療秘書」や「ドクターズクラーク」という資格です。
一般にはあまり耳にすることが少ない2種類の資格ですが、その内容や就活におけるメリットなどについて詳しくまとめてみました。
医療秘書の仕事内容と資格とは?
医療秘書の主な仕事内容
医療秘書は病院やクリニックなどの医療機関で、医師や看護師といった医療の専門家をサポートする仕事です。
病院やクリニックでは医師の診療や看護師の看護などの業務のほかにも、医師やスタッフのスケジュール管理、受付窓口での電話応対や受付、患者さんのサポートや治療費の計算と会計、カルテの作成と管理保存等々、医療に関連する広範囲の業務が必要になります。
こうした医療関連の業務を担当するのが医療秘書の役割です。
医療秘書の資格とは
医療秘書の資格としては、医療秘書教育全国協議会が実施する「医療秘書技能検定」があります。
受験資格は特になく誰でも試験を受けることができ、1級から3級までの資格が設けられています。
試験内容は医療秘書実務、医療機関の運営の知識、医学的基礎知識、レセプト作成、診療報酬点数表の知識などです。
この資格は医療秘書としての実務マナーや医療の基礎知識、医療事務の専門知識を持つことを証明するものです。
ドクターズクラークの仕事と資格とは?
ドクターズクラークの主な仕事内容
ドクターズクラークとは医師の指示にしたがい、各種診断書や証明書、カルテ、処方箋などを作成する仕事です。
医療機関に勤務する医師のオーバーワークが問題となっている現在、医師(ドクター)をサポートして事務処理を行なうドクターズクラークの仕事は注目を集めています。
ドクターズクラークになるためには、書類作成能力、パソコンスキル、医学や薬学に関する基礎知識が必要不可欠です。
ドクターズクラークの資格とは
ドクターズクラークの資格としては、日本医療教育財団が種類する「医師事務作業補助技能認定試験」があります。
受験資格はこの資格試験のガイドラインに適合する者、認定委員会が受験資格を有すると認める者などとしています。
試験内容は学科(医師事務作業補助)と実技(医療文書作成)の2種類です。
この資格は医師の指示を受けて文書作成を代行できる能力があると証明するものとなります。
就活でどんなメリットがあるの?
医療秘書やドクターズクラークは比較的新しい分野の仕事です。
それだけに資格を取得しておくと就活では有利に働き、希望する求人先への就職がしやすいというメリットが期待できます。
単なる医療事務だけでなく秘書業務や書類作成業務を付加した仕事として、この2種類の資格は今後さらに注目を集めていくでしょう。
歯科の医療事務の仕事内容と資格について知りたい!
医療事務の資格は大きく分けて「医科」と「歯科」の2種類があります。
「医科」とは一般的な内科や外科といった診療科、「歯科」は歯の治療や矯正などを行なう診療科のことです。
この「医科」と「歯科」では医療事務の内容にも違いがあり、資格が分けられている場合があります。
次に「歯科」の医療事務の仕事内容と資格についてまとめてみました。
歯科の医療事務の仕事内容
歯科で働く医療事務スタッフの主な仕事内容です。
- 患者さんの受付、電話の応対
- 初診の患者さんの診察券発行、保険証の確認
- 患者さんの会計(治療費の計算と受取り)
- 患者さんの誘導や相談の対応
- 歯科医師のスケジュール管理
- カルテ作成や管理、カルテ出し
- 診察予約の受付とスケジュール管理
- レセプト(診療報酬明細書)作成
ほかに病院やクリニックのレセプション、待合室、玄関などの清掃、備品のチェックや補充といった業務を担当する場合もあります。
歯科の医療事務の資格の種類
歯科の医療事務の資格にはどんなものがあるのか、その種類と内容について詳しく紹介します。
歯科医療事務検定
歯科医師や歯科衛生士をサポートする歯科医療事務の検定資格です。
全国医療技能検定協議会が検定を実施しており、受験資格は不問で誰でも試験を受けることができます。
資格は1級から3級までの3種類で、歯科医療事務に関して医師や衛生士を円滑にサポートできると証明するものです。
歯科保健請求事務技能検定
歯科医院での請求事務業務に関する知識と技能の検定資格です。
日本医療事務協会が主催する検定で、受験資格は同協会の歯科医療事務講座を修了している者もしくは受験申請のあった学校で学んだ者となっています。
この資格を取得すると履歴書に記載でき、歯科医療事務の資格保有者であることを証明するものです。
歯科医療事務管理士資格
歯科医療に関する治療費計算や診療報酬明細書作成、カルテ管理などを行なう管理士の資格です。
技能認定振興協会が認定する資格で、誰でも受験することができます。
この資格は歯科医療事務の面で歯科医師や歯科衛生士をサポートできる者であることを証明するものです。
歯科医療事務の資格と就活のメリット
歯科は全国各地に設置されており、子供さんから高齢の方までが利用する診療科です。
入院施設や残業がほとんどない診療科ですので、結婚や育児との両立をしやすいという特徴もあります。
重症患者や手術が必要な患者を扱うことが少なく、女性に人気のある職場のひとつといえるでしょう。
歯科医療事務スタッフは受付業務や事務業務の面から医師や衛生士をサポートします。
就活に際しても歯科医療事務の資格を取得していると、採用や給与などの面でメリットが期待できます。
まとめ
以上、医療事務に関して資格と就活のメリットやどんな資格があるのかを書いてみました。
医療事務の資格については様々な団体が資格試験を行っています。資格の難易度や合格率は異なるため、自分の目標や状況に合わせて選択することが大切です。
医療事務として働くために、特別な資格は必要ありません。しかし、民間資格を取得しておくことで、採用試験が有利になったり、給与が上がったりするメリットは確かにあります。
また、引っ越し、家庭の事情があって退職したとしても、資格を持っていれば再就職しやすくなります。資格取得の費用や時間はかかるものの、長い目で見れば資格を取っておいて損はないといえます。
医療事務はハードルが高いと思っているかもしれないですが、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ということで、また次の記事でお会いしましょう。バイバイ(#^.^#)