食生活の乱れが老後の健康に与える4つの恐ろしい影響とは?
あなたは今の食生活に満足していますか?仕事や勉強に忙しくて、つい手軽なものを食べてしまったり、好きなものばかりを食べてしまったりしていませんか?
もしそうなら、今すぐに見直すべきです。なぜなら、食生活の乱れは、老後の健康に大きな影響を与えるからです。
食生活の乱れは、肥満や糖尿病などの生活習慣病を引き起こすだけでなく、骨や歯、目などの老化を早める可能性があります。
これらの病気や老化は、あなたの寿命を短くするだけでなく、健康寿命を縮めることにもなります。健康寿命とは、自分の力で日常生活を送れる期間のことです。
つまり、食生活の乱れは、あなたの老後の生活の質を低下させるということです。
あなたはそんな老後を望んでいませんよね?そこで、今回は食生活の乱れが老後の健康に与える4つの恐ろしい影響を紹介します。ぜひ参考にして、今日から食生活を改善してみてください。
1. 食生活の乱れは太りやすくなる
食生活が豊かになった現代においては、食生活の乱れは痩せることよりも太ることに繋がりやすいと言えます。
なぜなら、手軽に食べられるファストフードやインスタント食品などは、カロリーや糖質、脂質が高く、肥満の大敵だからです。
例えば、マクドナルドのビッグマックセット(Lサイズ)は、約1200kcalのカロリーがあります。これは、一日に必要なカロリーの約半分に相当します。
また、カップヌードルは、約400kcalのカロリーがありますが、糖質が約60gも含まれています。これは、ご飯約2杯分に相当します。
このように、外食やインスタント食品は、カロリーや糖質、脂質が多く含まれているので、食べ過ぎると太りやすくなります。
肥満になると、心不全や脳梗塞といった突然死のリスクがある病気を発症する可能性が高くなるのはもちろん、腎不全や脂肪肝など内臓系の病気を引き起こす原因にもなります。
なお、肥満の人は適正体重の人に比べて老後の生活強度が低くなりがちで、その結果、足腰の衰えなどから寝たきりになりやすいです。
2. 食生活の乱れはカロリーの過剰摂取になる
食生活の乱れは太ることに繋がるだけでなく、カロリーの過剰摂取にもなります。
カロリーの過剰摂取とは、消費カロリーよりも摂取カロリーが多い状態のことです。消費カロリーとは、基礎代謝や運動などで消費するカロリーのことです。
カロリーの過剰摂取が続くと、体内に余分なエネルギーが蓄積されてしまい、肥満や糖尿病などの病気の原因になります。
また、筋肉の量は20代をピークに30代から徐々に減少していくので、それとともに必要なカロリーも減っていきます。
しかし、若い頃から乱れた食生活をしていると習慣化してしまい、消費カロリーは減っているのにもかかわらず、年をとっても摂取カロリーを落とすことが難しくなります。
すると、筋力が少なく脂肪が非常に多い高齢者特有の「サルコペニア肥満」になりやすく、病気や要介護などに繋がっていきます。
こうした病気は老後の寿命を短くするだけでなく、直ちに命の危機に直結しなかったとしても長期の治療が必要になるなど健康寿命を縮めることにもなりかねません。
3. 食生活の乱れは糖尿病になる
糖尿病とは、血液中の糖分(グルコース)の量が正常よりも高い状態が続く病気です。血液中の糖分は、食事で摂取した糖質や炭水化物が消化されて吸収されることで増えます。
血液中の糖分が増えると、体内にあるインスリンというホルモンが働いて、糖分を細胞に取り込んだり、肝臓や筋肉に貯めたりします。これによって、血液中の糖分の量は正常に保たれます。
しかし、乱れた食生活を続けていると、血液中の糖分の量が急激に上昇したり下降したりすることが多くなります。これをグルコーススパイクと言います。
グルコーススパイクが続くと、インスリンの働きが追いつかなくなり、血液中の糖分の量が高いままになってしまいます。これが糖尿病です。
糖尿病は、血液中の糖分が高いことで血管にダメージを与え、動脈硬化や心筋梗塞などの循環器系の病気を引き起こす可能性があります。また、糖尿病は目や神経、腎臓などの器官にも悪影響を及ぼし、失明や神経障害、腎不全などの合併症を引き起こす可能性があります。
糖尿病は、日本人の約1割が罹患していると言われる国民病で、老後の健康を脅かす大きな要因です。
糖尿病の予防には、食事で急激に血糖値を上昇させないことが大切ですが、乱れた食生活には急激に血糖値を上昇させる要素がたくさんあります。
まず、ファストフードやインスタント食品など手軽に食べられるものには糖質や炭水化物が多く含まれていて血糖値を上昇させやすいと言えます。
また、早食いや朝食を抜いて昼食や夕食をまとめ食いしてしまうと短時間で血糖値が上昇し、インスリンの働きが追いつかなくなってしまいます。
しかも、年齢を重ねるほどインスリンの分泌は少なくなっていきますので、糖尿病が悪化しやすくなります。
ここがポイント! 糖尿病の基本的な予防方法は、規則正しい食事や糖質や炭水化物の過剰な摂取を控えることですが、この他にも食事の際には野菜など糖質の少ないものから食べたり食物繊維を多く含む食品を摂取したりと、ちょっとした工夫で血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
参考URL
大塚製薬 『血糖値に関するメカニズム』より
しんクリニック 『グルコーススパイクについて』より
4. 食生活の乱れは骨や歯の老化を早める
骨や歯は、カルシウムやリンなどのミネラルでできています。これらのミネラルは、食事で摂取したものが血液に溶け込んで骨や歯に運ばれます。
しかし、乱れた食生活を続けていると、ミネラルの摂取量が不足したり、ミネラルの吸収率が低下したりすることがあります。
ミネラルの不足や吸収率の低下は、骨や歯の密度や強度を低下させることになります。これは、骨粗しょう症や歯周病などの病気の原因になります。
骨粗しょう症とは、骨の内部のたんぱく質などが溶け出し骨の密度が低くスカスカになる症状で、重症化するとくしゃみや咳など、ちょっとした刺激で骨折する場合もあります。
歯周病とは、歯の周りの組織が炎症を起こし歯がぐらついたり抜けたりする症状で、口臭や出血などの自覚症状があります。
骨粗しょう症や歯周病は、老後の健康や生活の質を低下させるだけでなく、骨折や歯の喪失によって栄養不良や誤嚥性肺炎などの合併症を引き起こす可能性があります。
骨や歯の密度や強度は、子供の頃から高くなっていき、20代から40代半ばまでにピークを迎え、そこから徐々に低下していきます。
特に、女性は閉経後に骨や歯の密度や強度が急激に低下することが知られています。
骨や歯の密度や強度を高めるには、ピーク時の密度がどれだけ高いかが大切で、骨粗しょう症や歯周病が進行してしまってからではカルシウムやリンなどのミネラルを摂取してもあまり意味がないと言われています。
つまり、若い頃の食生活の乱れでミネラルの摂取量が少ないと老後に骨粗しょう症や歯周病を引き起こすリスクが高まりますが、恐ろしいのは若い頃にはまったく自覚症状がないことです。
ここがポイント! 特に若い頃、ダイエットのために食生活が乱れる女性は少なくないはずですが、老後の健康のためにはカルシウムやリンなどのミネラルを十分に摂取するなど食生活を考慮しつつダイエットをする必要があります。
例えば、カルシウムは牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品や小魚や海藻などに多く含まれています。リンは肉や魚、卵などの動物性食品や大豆製品などに多く含まれています。
これらの食品は、カロリーが高いと思われがちですが、実はタンパク質やカルシウムなどの栄養素も豊富で、骨や歯の健康に欠かせません。
また、カルシウムやリンの吸収を助けるビタミンDも重要です。ビタミンDは、魚や卵などの食品に含まれていますが、日光に当たることでも体内で生成されます。
したがって、食事だけでなく、適度な運動や日光浴も骨や歯の健康に役立ちます。
参考URL 厚生労働省 『骨粗しょう症の予防と治療』より 日本歯周病学会 『歯周病とは』より
以上が、食生活の乱れが老後の健康に与える4つの恐ろしい影響とその予防方法です。
食生活の乱れは、老後の健康だけでなく、若い頃の美容や活力にも影響します。
あなたは今の食生活に満足していますか?もし、改善の余地があると思ったら、今日から少しずつでも食生活を見直してみてください。
あなたの老後の健康と幸せのために、食生活を大切にしましょう。
参考URL
武田薬品工業株式会社 『食事と骨粗しょう症』より
千葉県栄養士会 『骨粗しょう症の予防と食事』より
脳の老化を防ぐ食生活のコツ
仕事や勉強に忙しい毎日を送っていると、つい食生活に気を配る余裕がなくなりがちです。しかし、食べ物は脳にも大きな影響を与えるのをご存知でしょうか?
脳は私たちの思考や記憶、感情などを司る重要な器官ですが、年齢とともに衰えていきます。その原因の一つが、食生活の乱れによる血液や血管の老化です。
では、具体的にどのような食生活が脳に良くないのでしょうか?そして、どのような食生活が脳の老化を防ぐのでしょうか?今回は、脳の健康に関する最新の研究や知識をもとに、脳に優しい食生活のコツをお伝えします。
塩分やアルコールの摂りすぎに注意
**塩分やアルコールの摂りすぎは、脳にとって最大の敵です。**なぜなら、これらは高血圧や動脈硬化を引き起こし、脳の血流を悪くするからです。
脳の血流が悪くなると、脳の細胞が酸素や栄養を十分に得られなくなり、死んでしまったり、機能が低下したりします。これが、血管性認知症やアルコール性認知症などの原因になります。
血管性認知症は、脳の血管が詰まったり破れたりして、脳の一部が壊死することで起こります。この病気は、日本人の認知症の約半数を占めると言われています。高血圧や動脈硬化は、血管性認知症の最大の危険因子です。
アルコール性認知症は、長期にわたる大量の飲酒によって、脳が委縮したり、脳内の神経伝達物質が減少したりすることで起こります。この病気は、記憶障害や判断力の低下などの症状を引き起こします。
塩分やアルコールの摂りすぎを防ぐためには、以下のような工夫をしましょう。
- 塩分の摂取量は、一日に6グラム以下に抑えることが目標です。外食や加工食品は塩分が多いので、自炊を心がけましょう。味付けは、塩やしょうゆの代わりに、酢やレモン、ハーブやスパイスなどを使うと良いです。
- アルコールの摂取量は、一日に20グラム以下に抑えることが目標です。これは、ビールなら中ジョッキ1杯、日本酒なら一合、ワインならグラス1杯程度です。飲酒の際には、水やお茶などで水分補給をしましょう。また、空腹時や疲労時の飲酒は避けましょう。
糖尿病とアルツハイマー病の関係
**糖尿病は、アルツハイマー病のリスクを2倍以上に高めると言われています。**なぜなら、糖尿病はインスリンの働きを低下させ、脳のエネルギー代謝を悪化させるからです。
インスリンとは、血液中の糖分を細胞に取り込むために必要なホルモンです。糖尿病では、インスリンが不足したり、効きにくくなったりして、血糖値が上昇します。
脳は、糖をエネルギー源として使用しています。脳の細胞に糖を送るのは、「グリア細胞」という特殊な細胞です。しかし、このグリア細胞は、インスリンの働きに依存しています。
糖尿病では、インスリンの働きが低下するので、グリア細胞が脳の細胞に糖を送ることができません。その結果、脳の細胞はエネルギー不足に陥り、機能が低下したり、死んでしまったりします。これが、アルツハイマー病の原因の一つです。
アルツハイマー病は、脳の神経細胞が減少し、脳の構造や機能が変化することで起こります。この病気は、記憶障害や認知機能の低下などの症状を引き起こします。
糖尿病とアルツハイマー病の関係を防ぐためには、以下のような工夫をしましょう。
- 糖分や炭水化物の摂取量を適切にコントロールしましょう。糖分や炭水化物は、血糖値を急激に上昇させるので、摂りすぎると糖尿病の原因になります。糖分や炭水化物を摂る際には、食物繊維やたんぱく質などを一緒に摂ると、血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
- 運動を習慣にしましょう。運動は、インスリンの働きを高める効果があります。運動によって、血液中の糖分を筋肉に取り込むことができるので、血糖値を下げることができます。また、運動は、脳の血流を良くし、脳のエネルギー代謝を活性化させることもできます。
脳に優しい食品の選び方
脳の老化を防ぐためには、脳に優しい食品を選ぶことが大切です。**脳に優しい食品とは、以下のような特徴を持つものです。
- 血液や血管の健康に良いもの。例えば、青魚に多く含まれるDHAやEPAは、血液をサラサラにしてくれる効果があります。また、きのこや海藻類は、悪玉コレステロール値を下げる効果があります。
- 脳の神経細胞の保護や増殖に良いもの。例えば、ナッツや種子類に多く含まれるビタミンEは、脳の酸化ストレスを防ぐ効果があります。また、ブロッコリーやキャベツなどの緑黄色野菜に多く含まれる葉酸は、脳の神経細胞の増殖を促す効果があります。
- 脳の活性化や記憶力の向上に良いもの。例えば、カカオに多く含まれるポリフェノールは、脳の血流を改善し、脳の活性化を促す効果があります。また、卵やチーズなどの乳製品に多く含まれるコリンは、記憶に関係する神経伝達物質の合成に必要な成分です。
以上のように、脳に優しい食品は、様々な効果を持っています。これらの食品をバランスよく摂ることで、脳の老化を防ぎ、脳の健康を維持することができます。仕事や勉強に頑張る女性の皆さん、ぜひ脳に優しい食生活を心がけてくださいね。
参考URL
OMRON 『認知症について』より
日本生活習慣予防協会 『アルツハイマーを防ぐ方のに必要なこと』より
食について学べるおすすめの資格は?
食育アドバイザー
食育アドバイザーってどんな資格?
食育インストラクターと違って、レベルがないから、食の資格が初めてでもチャレンジしやすい資格です。
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親しみやすくて、心強い味方になります。
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食育インストラクター
食育インストラクターってどんな資格?
食育を学ぶと、自分に合った食べ物を選べるようになって、健康的な食生活ができるようになります。
それに、人が知識や道徳を身につけるとき、まず健康でないとダメですよね。だから、食育は知育・徳育・体育の基礎なんです。
5つのレベルがあって、一番下のプライマリーは家で取れます。
4級からは、会場でテストを受けないといけません。
食育インストラクターになれる通信講座は?
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食生活アドバイザー
食生活アドバイザーってどんな資格?
健康的な生活を送るためには、食生活の改善だけでなく、睡眠や運動など、総合的な健康管理が必要です。
そこで、食生活アドバイザーは、食事に関するアドバイスだけでなく、ライフスタイル全般にわたるアドバイスも行うことができる資格です。
ダイエットや肥満、生活習慣病の予防など、様々な健康に関する問題について、栄養学や食品衛生などの知識を身につけ、アドバイスを提供します。
また、各世代に合わせた栄養バランスの取れた料理を提案できるようになるので、食に関する知識や技術を身につけることができます。
この資格は2級と3級があり、同時に受験することもできます。
学習することで、より健康的で充実した生活を送ることができるようになるでしょう。
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こうした背景から、正確な知識と技術を持った食の専門家が必要とされており、それが食育メニュープランナーです。
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